昨年末の12月、そろそろ次は何処に行こうかと考えていた所、選択肢にアラスカが急浮上した。
あまりはっきりした理由は今となってどうもはっきりしないが、クルーズ価格が安かったこと、なんとなく魅力を感じていたこと、訪問地がジュノー、シトカ、ケチカンなどノスタルジックなものを感じていたことなどがあったかもしれない。
特に、ジュノー、シトカは高校の時、地理で習ったことをはっきり覚えている。先生は奥津先生。
北米の漁業の一大拠点でいわしのオイル缶を生産している・・そんな内容だったと思う。
何故、よく覚えているかというと、いわしは目刺しばかりと思っていた高校性が「いわしのオイル缶」と聞いてなんだかとても洋風なものを感じて、インパクトがあったのだ。
ケチカンは最近覚え町の名前だ。これには少しある人生模様の事情がある。
「xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx」
ケチカン。
そこからケチカンはある種の思い入れのある町となった。
今回のクルーズは大自然グレーシャーベイ国立公園アラスカクルーズ9日間というものだ。
成田からシアトルまで飛行機で行き、そこからホーランドアメリカラインのウェステルダム号82500tに乗る。
コースはグレーシャーベイ、ジュノー、シトカ、ケチカン、ビクトリア(カナダ)を回って再びシアトルに戻るもの。
しかし、行く直前になって強力な伏兵が現れるとは思いもよらなかった。
新型インフルエンザだ。
連日のマスコミ大報道で行く気分は相当に萎えた。出発の2日前に決断して「G0」が掛かった。
それからが大変。全く準備していなかった旅の支度をカミサンと大車輪で始めた。