2010年8月15日。
連日も猛暑でうんざりしているが今日も33~34度。それに湿度が高いのでちょっと動くと汗が噴出してくる。
朝からお風呂を沸かして日に3度も4度も入る。
畑は相変わらず草ボーボーだがとても草刈する温度ではない。
午後に久々に自転車で出掛けてみた。
10分も走ると田んぼが広がる。走りながら感じるのは同じ地域でありながら場所によって結構温度差があるということ。
もちろん木蔭は涼しいし緑の多いところは涼しい。また風の通り道はかなり涼しい。
と言うことは工夫をすれば猛暑も涼しくすごせると言うことか。
そういえば枕草子?にも「天井の高きは夏涼しく・・・」何とか、といった文章があったような気もする。
先日テレビでもやっていた。東京で涼しい地区はどこか。
それによると涼しいのは葛西臨海公園付近で29度。暑いのは多摩地区で35度。とか。
涼しい方は海風が海上の涼しい風を運んできて且つ風の通り道になっているとか。
暑いほうは浜風が都心のビル群によって遮られ、且つ、都会のクーラーや自動車の排気ガスが流れ込んでくると言うことらしい。6度も差があってはかなりたまらない。
この辺はおかげさまで田舎なのでまた海にも近いので涼しいほうだと思う。
稲穂が出始めた。
稲穂の上を風が渡る。
新幹線が走っていく。頭の先がとがった、カモノハシのような格好をした車両に多くが置き換わった。
10分も見ていると上り下りで3~4台通過するのではないだろうか。
結構な過密と思う。
風向きによっては家から新幹線の音が聞こえる。特に位置の関係でお風呂に入っているときなど。
むかし、妻がここに嫁いで間もないころ、新幹線の音を聞きながら、よく思ったそうだ。
「あれに乗っていけば名古屋に帰れる」
ところで、
こんな田舎に、田園風景の中の新幹線を撮影するマニアがいる。
それも、多いときは5~6人。
そこで、聞いてみた。なぜゆえにこんな田舎で・・・。
すると、意外な答えが返ってきた。
「新幹線の車両の車輪の隙間から向こうの景色が見えるんです。それが撮影できる特異なスポットなんです」
なるほど。思っても見なかった。
確かに、隙間から大山が見える。また、最近は車両が高速化し風の巻き込みを抑えるため車輪のカバー(スカート)を多くしているので向こうが見えにくくなっていると言う話も聞いた。なるほど。
ごごから、藤沢に嫁いだ娘夫婦が来て、みんなでベランダパーティをやった。
お盆の我が家に来ているあの世のジジババも喜んでくれたに違いない。