2012年8月22日。
わが田んぼにも穂が出始めて、収穫の時期を思い起こさせる状況になってきた。
田んぼに苗を植えたのが6/18だから、7/18、8/18と2か月少々でここまで来た。
といっても、我々「楽しみ組」は言われた通り、月1度あるか無いかの「出陣」なので、実際の日々管理は稲作りがよくわかっている幹事がやってくれている。
それにしても、稲を作るのはこういうことかというサワリが少しわかった。
ところで、我々の田んぼは手作りにこだわったので、「手植え」「無農薬」だが、こういうことが分かった。
手植えは3本植えとした。稲は分結して大きく育つので、あえて3本植えを試してみた。
普通、機械で植えると7~8本植えになってしまうのだそうだ。機械が苗を取り損なう「欠苗」を避けるため、3本でなくどうしても7~8本を苗床から掻きとって植える必要があるらしい。
穂が付いてどうなったか。
手植えの3本植えは分結が進んで、穂が付いた8/22時点で平均50~60本の穂が付いていた。
一方、機械の7~8本植えではどうなったか。
なんと、穂は20~25本程度しか付いていなかった。
単純に言えば、手植えは3本から60本の約20倍に増え(分結し)、機械植えは7本から25本の3倍強止まりだったということだ。実に、手植えは機械植えに比べ5~6倍多く分結している。
見ても明らかに手植えの方が穂がふさふさして「たわた」だ。
まだ、収穫していないのではっきりとは分からないが、単純に穂の数でいえば、倍の収穫があるということだ。株間は機械が18cm、手植えが30cmと広くってあるから、全体の収穫量は取ってみないとわからないが、期待できそう。これはすごい。
手植え 機械植え
田んぼに案山子を作って立てた。
最近は見かけなくなった風景だが、どことなく郷愁が漂う。
稲刈りは9月末を予定している。