2013年1月3日。
今日の新聞によると、米国の「財政の壁」が回避され、景気も何とか持ち直すようだ。
財政の壁とは2013年から、減税が切れ「実質的増税」と「強制的な歳出削減」のダブルパンチで崖から落下するような急激な財政の引き締めが起こってしまう可能性があること。
ただ、抜本的な財政再建策は棚上げしているので、また問題は浮上してくる。
それにしても、今回合意したのは年収3900万円以上の所得世帯が所得税減税を終了ということらしいが、それにしてもそんなに収入のある世帯はどれだけいるのか?
経験上からいうと、普通のサラリーマンしかも大企業のサラリーマンでもそんなにもらう人は極極まれだ。
課長クラスで1000万、部長クラスで1200万、役員クラスでも2000万貰える人は少ない。
2000万貰える人は、月給が100万、ボーナスが年800万といったところか。
業種によっていくらかのプラマイはあったとしても、おおよそこんなところが日本の実態だと思う。
3900万はその約倍だから、大企業でも社長もしくは副社長相当だ。すると、日本に何人いるというのか?
多くのサラリーマンは年収5~600万くらいでささやかに暮らしているのではないだろうか?
とはいっても、3900万収入があったらいいだろうなあと思わずにはいられない。
税金を取られて残り、仮に2500万残ったとする。
月の生活費はまあ相当使っても100万だろうから、年間1200万。そうすると1300万くらいが貯蓄だ。
老い先短いので貯金は3000万くらいあれば上等の介護付き老人ホームに入れる。
すると、年間1000万くらいを遊びに回せる。
さて何して遊ぶか。
海外旅行やクルージング。年4回行って夫婦で年400万といったところか。まだ、600万余る。
車は外車の高級車、1000万円で購入。高級旅館に高級酒場、1回10万で月数回行って年600万ほど。
うまいもの食って美味しいお酒飲んでカラオケで騒いで遊んだとしてもたかが知れてる。
あと何使うか思い当たらない。
思い当たるのは、そんなに行っても10回も行けばそのうち面倒くさくなりそうということ。
そう考えると、今の生活が一番だな。
ほどほどだもんな。
その昔、経団連の会長だった土光さんは、家でめざしをオカズに白米食っているのが健康に一番といったが確かにその通りかも。
高校時代の友人に医者がいて、彼が言うには毎日忙しくて遊んでいる暇がない。入院患者を抱えているので、あまり留守するわけにもいかない。海外なんてトンデモナイ。たまの休みにカメラもって山歩きするのがせめてもの趣味らしい。
金はありそうだが、思うようにいかないというのがどうも実態のようだ。
正月早々、つまらぬことを考えてしまった。
師走初めには3棟あった社員寮はついに1棟だけになってしまった。