2015年2月2日。
所用で東京の九段に行った。
用事が終わって、折角なのですぐ近くの靖国神社に寄ってみた。
遊就館をもう一回行ってみたかったから。
今、「永遠の0」を読んでいる。
600p近くあるから、かなりのボリュームだ。しかし、一気に読める。
ほとんど読み終えたが、本を読みながら涙腺が潤んでくるのは久しぶりか。
永遠の0は特攻隊の話。
だから遊就館に行ってみたくなった。
今年は奇しくも終戦70年年目の年。
その節目に、永遠の0を読んで、靖国神社の遊就館に行くチャンスがあったのは、何かの縁かもしれない。
永遠の0は百田尚樹氏の本だが、10年ほど前に発行され、300万部も売れたという本。
彼が執筆に際し、参考にした本はいろいろあるが、なんと、「戦艦ミズーリに突入した零戦」というのが上位に書かれている。
この本は、私が某H社に入ったときに、Jk係に配属されそこの上司(係長:H社では主任という)であったk氏が定年後に書いた本。
その本も感動したが、今ここに、百田氏が大ベストセラーになった本を書くに際して、参考にした本とは少し感動する。
そこに書かれている内容と遊就館の事実とが重なって、何ともやりきれない気持ちになる。
遊就館には「桜花」という特攻ロケットも展示されている。
桜花は「永遠の0」にも出てくる。
「桜花」はH市の某会社で作っていたという。
何たる・・・!
戦争は通常の感覚では想像と論理を超える。
何とひどいことをと思うが、その時代と今の時代で同じメジャーでは測りきれないところがあるとは思う。
それにしても・・・
「永遠の0」が書かれた時代背景から10年経っている。
当時でも特攻のことを知る人(生存者)は少なかったのだから、今はほとんどいないだろう。
70年ということは当時20の人が90ということだ。
では、段々記憶から無くなってしまうのか。
たぶん、7月8月になると、マスコミは70周年の特集を組むと思う。
ぜひ、いい番組を作って、語り繋いてほしい。
まだ、永遠の0を読んでいない人は読んでほしいと思う。
感動する。
間違いない。