2008年11月30日。
霜月も今日で終わり。明日から師走。最近の日々の流れの速さは以前に増して早い。
夏のうだる様な暑さがやっと終わったかと思うと、もう少しするとお正月。
年賀状の心配もそろそろと思っているが、これまた、数十年思っているだけで、いつも「駆け込み投函」となる。
ところで、
午後からあまり天気がいいのでどこかに出かけるかという話から、そうだ「博物館に行こう」ということになった。
何でも、カミさんの知り合いのY氏が関係している「金目川の博物誌」という、特別展をやっているとのことで、しかも100回記念の展覧会で今日までということなので妻と出かけた。
金目川は昔は暴れ川で頻繁に洪水を起こしていたらしい。
しかし、付近の住民は知恵と努力を積み重ねて治水工事を行い、それを乗り越え今日があるという。
その金目川を舞台として展開された“自然と文化”について、様々な切り口から語られていた。
(写真は金目川)
古い写真や古文書には生々しくその様子が表されていた。
博物館から出ると周りの銀杏がちょうど紅葉のピークで、木々が大きなまっ黄色の塊となって迫ってきた。
与謝野晶子の歌に「金色のちひさき鳥のかたちしていちょう散るなり丘の夕日に」というのがあるが、正しく「りやうかい!」といった風情だった。
夕方から長男が我が家に来ることになった。
下宿している逗子からは空いていれば1時間程度。前回あったのは葉山の日影茶屋だから3週間振りか。
カミさんとスーパーによって、彼の好きな刺身や冬野菜を買い込み、家路に着く。
河口湖マラソンに参加していた双子のエミマリも6時過ぎには帰ってきて、みんなで久々の会食となった。