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 湘南の田舎から日々雑感
by yahhosaito
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防災の日

2014年8月31日。

明日、9/1は防災の日。
今年もつい先ごろの広島の土砂災害を始め、いろいろな災害で多くの方が亡くなった。

2011年の大震災津波では信じられないような多くの方々が亡くなり、心の傷や家屋全壊の被害などまだまだ解決には遠い時間がかかる。

災害は忘れたころにというが、忘れないうちに来るのが最近の傾向か。
東海沖地震や富士山の噴火など、明日に来てももう想定外とは言えないだろう。
その位、切羽詰っている。

幸い、この辺は田舎なので、避難場所や食料、水などはまあそんなに困らないかもしれない。
だが、経験のないこと。何が起こるかその場になってみないとわからない。

今日、絵の教室に行ったら、数年ぶりにかつての絵のクラスメートにあった。
鎌倉の一戸建ての家を売って、横浜のマンションに引っ越すという。
80歳とかで、そろそろ、身の丈に合った、シンプルな生活をするのだという。

3人の娘さんは嫁ぎ、夫と二人暮らし。
小さい部屋と便利なロケーションがありがたいと言っていた。できれば、1階が良いとも。

我が家も8人から今や2人暮らし。
こんなに大きい家はいらないが、まだまだ元気なので、しばらくはこの広さを堪能し、エンジョイしたい。

一昨日から、部屋の模様替えを始めた。
リビングにあったテーブルは6畳の和室に移し、ここが食堂兼書斎部屋。
テーブルはデスクに早変わりする。

今までのリビングはぐっと広くなり、リスニング?ルーム兼くつろぎ部屋。
2階の娘たちの部屋は自称アッシのアトリエに変わった。(未公認)

いらないものを大幅に整理した。
本箱の引き出しを整理していたら、30年以上も前の手紙や領収書などが出てきた。
その中のピカイチ?はホテルニューグランドの領収書。

新婚旅行に出かける前の日、泊まったホテルだ。
翌日、そこからguamに飛び立った。
40数年前の領収書。
たぶん、記念のものだからと取っておいたらしい。
b0158170_20284415.jpg

でも、こうした思い出の品も、そろそろ見切りをつけて、整理が必要。
写真を何とかしなくては。
ジーさんの写真、バーさんの写真、家族の写真・・・
どう処分すればいいのか。

これ、来年の課題。


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by yahhosaito | 2014-08-31 20:29 | 日々 | Comments(0)

老朽化更新

2014年8月29日。

一昨日から急に寒くなって25度を下回っている。
朝は20度そこそこ。

こう涼しいと、いままでのあの暑さが恋しくなる。
まだこの先、4~5日はこんな調子らしい。
涼しいとぐっすり眠れてうれしいには違いないが、なにか、うら寂しく、寂寥感感すら漂う。
やっぱり、夏は暑くなくてはなあ・・・!(と言ってみたくなる。)
と言うわけで、夕方、ストーブを点けてみた。
畑からか帰った妻が、お父さん何このむっとするのは!!

ところで、一昨日はトイレを直した。
トイレは家を建て直した時に設置して以来、27年ほど経つが、毎日使う割にはずっと健在でお世話になった。
特に最近はお世話になる回数が多い。ありがとう。
b0158170_05562231.jpg
思うに、トイレほど幸せに思うところはそうざらにはないのではないか!
トイレに駆け込んで、致すときの解放感・満足感・安心感・・・?
幸せに満ち満ちている。

家を建てるとき、大工さんが家は30年も40年も住むのだから今考えられる一番進んだものを付けよ!と言われ、当時ではハイテクと言われたものを付けた。
確かに中々快適でトイレは我が家の自慢の場所だった。

そのトイレも1年ほど前から油漏れのようなものが床に少し垂れて、聞くと25年以上も持てば、寿命ですねと言われ、そろそろ交換するかということになった。

新品は中々快適。

昨年?トンネルの崩落事故があったが、最近こういう老朽化の事故が問題にされるようになった。
トンネルや橋、道路、水道管、ビル、港湾設備など今から40年50年と経ったものが多くあり、これらが一斉に老朽化更新の時期を迎えているという。
このころは日本経済が急速に立ち上がった時期で、多くのインフラが整備された。

これらが、そろそろ更新の時期。
わが町の市役所も40ねんくらい経って、最近立派な新庁舎に生まれ変わった。
老朽化の設備を更新すると一説には年に3~5兆円必要とか。
2060年までに必要とするお金は190兆という話もある。

高速道路も老朽化が進んでいるが、友人の道路専門家に聞くと、今から40年以上も昔はこんなに大型の重い自動車がこんなに沢山走行するとはあまり想定していなかったと話していた。

何となくわかるなあ・・・


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by yahhosaito | 2014-08-29 05:59 | 日々 | Comments(0)

記録と記憶

2014年8月25日。

昨日は親戚で法事があり出掛けた。
久しぶりに会い、話に花が咲いた。

昔からの伝統行事にはこうしたコミュニケーションや人と人を引き付ける(引き合わせる)側面がある。
こういうきっかけでもないと普段の忙しさに埋没していつも同じことの繰り返し。
会っている人はごく限られた人だが、法事やお祭りなどではめったに会わない人と顔を合わし、新しい局面が生まれることもある。

ところで、カミさんが読売新聞の「編集手帳」をパソコンで書き写す作業を始めたらしい。
写経ではないが、ペンや鉛筆で書き写している人がいる。そのパソコン版。

b0158170_08131162.jpg写すことによって、頭が整理され、記憶に残る。
誰が言ったか忘れたが、勉強はまずノートに書いて覚えるというのがあった。

親父からそう勉強の仕方を教えられ、実行したら、今までの成績が嘘のように向上したと。藤原正彦だったかもしれない!?

確かに、書くと覚える。そして忘れない。

一昨日、学校で講義をしている人と雑談していたら、最近の学生は黒板に書いたものをデジカメで撮ってノートに書かないといった。
じゃあ、記憶に残らないね!と言ったら、いや、最近の学生はそれを家に帰ってパソコンに整理するらしい。とのこと。

それで安心した。
じゃ、記憶に残るね。

自分もこうしてブログを時々書いているが、結構、いつごろ何を書いたか記憶に残っている。

人の頭なんてそんなものだ。
「編集手帳」はコピペして、整理してもなんの意味もない。
汗かいて、入力するところに意味がある。

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by yahhosaito | 2014-08-25 08:15 | 日々 | Comments(0)

薪ストーブの本

2014年8月22日。

全く暑い。
最近は朝からクーラーをつけている。カミさんは少々オカンムリ。

先日、少し時期外れだが「薪ストーブの本」という本を図書館から借りてきた。
田渕義雄氏の訳。
これが結構面白い。

「薪ストーブの何がそんなに面白いのかって!?ウッフッフフ。駄目ですね。説明不可能。自分でストーブ焚いて、暖まってみるしかない。薪ストーブで湯を沸かしお茶を飲んで、黒豆をコトコト煮てみるしかない。木を伐って、割って、積んで、乾かして、薪ストーブで炊いてみるしかない。」

納得。

前にチロルに行ったとき、ほとんどの家の軒下に薪が高く積んであったのを思い出す。
b0158170_16291319.jpg
日本の全エネルギーに占める薪燃料の割合は!?
0.2%

フランス6%、アメリカ8%、北欧は15%とか。
少々、データが古いので、最近はもう少し違うかもしれない。
日本が森林を維持しながら消費できる量は10%とか。

まだまだだが、長野あたりでは結構軒下に薪が積んである。
煙突も多く見られる。

しかし、都心部ではなかなか煙の問題や、薪の確保の問題、家の構造の問題等があってなかなか普及は難しいかもしれない。

b0158170_17143334.jpg我が家も今度の冬で薪ストーブ5シーズン目に入る。
そろそろ冬の準備をしようか?
イカン、まだ残暑だな!

我が家のストーブ、いつ撮ったのか!? センプーキにうちわ!夏か!?


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by yahhosaito | 2014-08-22 17:09 | 日々 | Comments(0)

ピロリ菌

2014年8月18日。

お盆も終わっていよいよ8月も後半になった。
この暑いのも2~3週間で、そのうち朝晩は涼しくなることを期待したい。

先日、掛かりつけの医院で最近「飲み込みが悪くなった」と言ったら、一回検査した方がいいと言われ、胃カメラを飲んだ。
最近は鼻から入れるということで、どんなことになると心配したが、結果的には口から入れる胃カメラと比べ、苦痛度は半分以下だと思った。

次回は、恐怖感がもっと減って、1/3位の苦痛度になるかもしれない。
結果は問題なしだったが、(一緒にやった?)ピロリ菌の検査で胃の中に菌がいるという。

昔は衛生状態がよくなかったので、我々世代の7~8割に菌が見つかるという。
菌がいると胃がんや食道がんの発生率が3倍ほど高くなると脅かされ、じゃあ退治しますと、薬をもらった。

I週間、朝晩飲むのだが、忘れてはいけないとのこと。
今日で3日目が無事に進行した。あと4日。忘れないように・・・

飲み終わって、1か月後に再検査する。
まだ先の話だなあ…
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by yahhosaito | 2014-08-18 05:31 | 日々 | Comments(0)

第69回終戦記念日

2014年8月15日。
今日は69回目の終戦記念日。
あれから69年。

早いと言えば早い。いろいろあったといえば、実に多くのことがあった69年。
「八月や六日九日一五日」
という俳句があるそうだが、日本人にとってはそれぞれが忘れられない日。

そのほかにも時代をたどっていくと、それぞれの日々に、忘れられない日が続く。
物心ついて、テレビの力道山、第五福竜丸、東京タワー、東京オリンピック、あさま山荘事件、週刊パンチ、マーメイド号、トヨペットコロナ、カローラスプリンター、ジムカン、ジョーカン、エムアイ、イーエスデイ・・・

来年は70年。
久しぶりに先日大山で食事した。庭の緑が涼しそう。
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by yahhosaito | 2014-08-15 19:43 | 日々 | Comments(0)

林業の復活

2014年8月12日。

最近、林業が人気らしい。
ある報道によると求人の10倍の申し込みがあったと言うが、元々求人の母数が少ないから実際の申し込み人数は10000人もある訳ではないと思う。

昭和50年に約18万人いた林業従事者は、平成17年には約5万足らずまで減少したというから、1/4程になってしまった。

しかし、最近は環境に関心を持ち、「森林の仕事」に魅力を感じる若年層が増え始めているらしい。
背景には国の手厚い研修制度や大型機械の導入など、地道な努力が実を結びだしたといわれる。

先日もテレビで女性の森林従事者が大型の機械を使って、木の伐採や運搬など器用にこなしている姿を放送していた。
以前、役所広司氏が主演した樵の映画もあった。そんなものも影響しているかもしれない。

IT企業で残業が常態化している職場や人間関係で悩む企業のサラリーマンより、自然を相手に仕事をした方がいいという感覚はよく解る。

林業も実際は大変だろうと思うが、どちらかと言えばいい傾向だと思う。

今まで、少し林業や農業、漁業など1次産業は体力勝負でキツイという理由から敬遠されてきて、何となくイメージも良くなかったが、第3次産業や4次産業もカッコよさとは裏腹にストレスや達成感、人間関係など問題多く、やはり、自然界に働きかけて、富を得るという1次産業により魅力を感じ始めたということだろう。

時々、自転車で山の方をウロウロしていると、結構荒れた山林に出会うことがある。

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勿論、立派に整然と植えられた美林も多いのだが、従事者が1/4になってしまったというから、荒れた山林もあっても当然だ。

言うまでもなく、山の木は自然のダムであり、麓の水害から守る。大地から湧き出た水は栄養分に富み、川や海の魚の栄養にもなる。
第一、 木は建築資材といて素晴らしい。

そもそも、日本の国土の多くは山だから、森林資源を大切にし、育成しないといけない。
木に囲まれた生活。
ある種の理想だな。


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by yahhosaito | 2014-08-12 07:04 | 日々 | Comments(0)

2014年夏 「盆踊り」

2014年8月5日。

3日と4日、値域の恒例の盆踊りがあった。
幸い天気はすこぶる良く、参加した人も例年になく多く盛大だった。

前日のテント設営から終了後の片付けまで4日間にわたってのオツトメだったが、さすがに年も年、結構疲れた。
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今日は久々に一日中何も予定がない日。

考えてみれば、現役で会社にっている頃は、毎朝、7時には起き、7時半過ぎに車で出勤、夕方はそんなに遅くはなかったが、それでも家に帰るのは夜8時9時だった。
本社時代は6時には起き、6時40分ごろのバスに乗って、お茶の水まで2時間弱。

会社に行きたくないなあと思った日も数知れず。それでも今にして思えば、会社は結構楽しかった。
40を過ぎてからは怖い上司もいるわけでもなく、ほぼマイペース。右肩上がりの時代は給料もまずまずで、会社に感謝感激だ。
まあ、それにしても、よく続いたものだと感心する。

それを考えると、最近は夢のよう。

朝は、現役時代をはるかに超して、起きるのは5時前後。
それから、予定がなければ自由な時間が続く。快適。

よく、定年後は家でボンヤリという話も聞くが、幸いそんなこともなく、定年後がこんなに快適だとは思わなかった。
少々の健康とお金の心配はあるけれど、会社時代ほどお小遣いを使うわけでもなく(会費5000円強の飲み会は圧倒的に少なくなり、地元の飲み会は大概、高くて2000円也)、健康もあっちこっちガタついているが、大勢に影響はなく、あと、数年は持ちそうだ。

会社に向かうサラリーマンの後ろ姿に、ごくろうさまと言いつつ、(暇で)ああよかった!と思う。

盆踊りが終わると、そろそろ秋の準備。
季節はまだ、暑い盛りだけれど・・・



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by yahhosaito | 2014-08-05 07:15 | 地域 | Comments(0)

チロル・ドロミテ⑪ -再びベネティアへ・番外編とエピローグ-

■再びベネティアへ
あっという間に、出発地、ベネティアに戻ってきた。
ここはアバノテルメというベネティア郊外の温泉地。

b0158170_08484187.jpg
イタリアでも3本の指に入る温泉地らしい。
周りには多くのホテルや観光施設がある。人口18,000人。
また、この辺の郊外はぶどう栽培が盛んだ。
この辺は何ワインというのだろうか?

ここに泊まって明日は朝いちばんでベネチア空港に行く。

出来れば、行ったことの無いベネチアにもう一泊して、ゆっくり観光したいところだが、そうもいかない。

畑の作物は干上がっていないだろうか? ベランダの鉢植えは乾燥していないか?
デッキのメダカちゃんは元気だろうか? そもそも家はドロボーが入ったり火事になったりしていないだろうか?
そんなことがそろそろ気になり始めた。


■番外編

【電柱と信号】・・・・・Nさんのメールに電柱のことがありましたので一言、、、

今回の旅で思ったことの1つは、あまりにもきれいな街並みだ。
観光が主な産業になっているイタリアやオーストラリアだからこそできる街づくりかもしれないが、徹底している。
そのうち、とりわけ電柱と信号だ。

少なくともイタリアは電柱電線がほとんど見えない。
地中に埋めているのだろうが、これが美観をアップしている。
回った地域ほとんどが、空中線は見えなかった。一部、送電線はあるが。

日本はどうだろう。
どこもかしこもこれでもかと言わんばかりに空中線が走っている。
しかも、電柱は垂直に立っているのは珍しく、大概は右に左にと傾いている。
電線が重量があるので、重みでずれるというのは理解できなくもないが、それにしてもひどい状況。ほとんど、T電のやりたい放題といった風情だ。美的感覚ゼロ。
きちんとやるにはコストが掛る!?

まあそうかもしれない。しかし、そろそろ、電柱も美観を考えるときに来ているのではないだろうか。
なんであんなにたくさんの電柱があって、しかも不細工なトランスが鎮座し、何種類もの電線が節操もなく張り巡らされているのだろう。
地下に埋めれば保守の手間や水(水没)の問題もあると思う。しかし、都市ガスは空中を走っていない。みんな地下だ。水道だって下水だってみんな地下。
出来ないはずはない。これもT電の寡占のなせる業か。

せめても、電線の数をスッキリさせてもらいたい。それに電柱の宣伝も。

原発対応でそんな軟なことは言っていられないというかもしれない。地下配線は電気代が高くなりますよ! T電はそう言いたいのかも知れない。しかし、観光立国の2000万人を目指す我が国はそろそろこの辺にも考慮してほしいものだ。
因みに昨年訪れたベトナムもひどい。これに比べれば日本はまだましか!!

地中化率はロンドン、パリなどは100%、先進国の多くは70~80%位。
日本は都市部でも10数%、全国平均は1.1%という数字が出ている。
2010年度の予算は800億円。国交省は昨年の閣議決定で市街地等の幹線道路の無電柱化率:15%(H23年)→18%(H28年)と言っている。

一方で、信号は極端に少ない。
多くはロータリー形式の交差点。うまく出来ている。
中世からの伝統かも知れないが、日本の感覚からするとコロンブスの卵。なるほどこうすればいいのだという感じ。これも、考えてほしいところだ。

【マザコン?】
イタリア男性はマザコンが多いという。ツアコンの友人がイタリア男性と結婚し、そのマザコンぶりに少々うんざりという話を聞いた。
お母さんの作る料理の方が口に合っている。何か決めるときはお母さんの意見を聞く・・などなど。
イタリアはもともと家族を大事にするお国柄。そういえば映画も家族をテーマにしたものが多い。
鉄道員や禁じられてあそび、道、自転車泥棒、ゴッドファーザーなどイタリアを代表する映画は家族愛や人間の生き方をテーマにしている。

家族の中心はお母さんが主役。お母さんを中心に生活が回っているから、誰もお母さんが大好きなのはイタリアに限らないが、イタリア男性がお母さんを好きというのは言うのが何となくわかるような気がする。
イタリア男性が女性にあいさつ代わりに声を掛けるのは女性を大事にするという意味において、マザコン(というと少々マイナスイメージが強いが)の延長上にあるのかもしれない。

【ニアミス?】
帰りの飛行機、アリタリア航空AZ0788便。ベネティアから成田まで9800kmほどある。時間にして行が14時間、帰りは12時間強だったと思う。
ベネティア直行便は2014年4月からなのでこの路線でロシアの上を飛ぶのがまだ認可されていないそうだ。認可されればあと1時間ほど早くなるらしい。

行も帰りも乗車率は70%ほどでエコノミーだが3座席の所が2人掛けで幾分ゆったりできた。上級エコノミーでもプラス10万ほどとられるので、2人掛けですめば何だか得した気分。加えて、帰りは更に期間の経過(疲労解消)が早いような気がする。

飛行時間があと60分を切って多分大阪か名古屋あたりに来たとき、ふと窓から下を見るとなんと旅客機が飛んでいるではないか。
しかも、その大きさは直径50cmというか1mというか、かなり大きく見えた。
その旅客機は前進しているのではなく、斜めに後退して飛んでいる。いつもの物理的法則とは違う不思議な物体の移動。その間、5秒か10秒ほどで窓の視界から消えてしまった。

斜めに後退して見えたということは、我々と進路が違うこと、それにこちらの方がスピードが出ていたということだろう。
ニアミスというのは、調べると半径150m、高度差60m以内の接近と定義しているから、今回のケースはその3倍以上は離れていると思うがちょっとびっくりした。
後で、新聞のどこを見てもそんなことは書いてなかったのでニアミスでは100%なかったようだが、初めての経験で少々驚いた。



■エピローグ
こうして8日間の短い旅は終わりに近づいた。
夫婦そろって旅に出かけられる幸せ。健康、お金、時間。それに環境。
お金や時間はあっても、高齢の親を抱えていたりする環境にあったりすると、介護や面倒見で長い間は出掛けられない。そういう条件がマッチした人生での限られた時間帯。

まあそいう言いながらも、体力的にも海外はあと2回か3回だろう。そのうち、旅は国内が一番ということになりそうだ。

何を求めて旅に行くか。
人それぞれだが、日本とは違う風景を見に・・?
そうも思うが、どうも現地の風景やエピソードなどは事前に学習してしまう。ネットで探すといくらでも出てくる。
そして、現地であっ実物があった!やっぱり実物はいい!! 旅は「未知との遭遇」でなく、仮想風景の「現地確認」。どうも、悪い癖だ。
しかし、行ってみると写真と実物ではだいぶ違う。
まあ、言ってみれば写真の世界は90度から180度の切り取った世界だ。しかし、実物は360度の世界。
しかも、超遠景から超広角までが一元的に視野に収めることが出来る。
つまり、地面の蟻やタンポポを見ながら山の上の雲や雪を視界に入れる。
そこらから感じ取ることが出来る情報量は写真の100倍くらいはありそうだ。雰囲気や匂い、風、音、感情など物理的な「絵」とともに感じる情報が実はたくさんある。

それは行って、実物を五感で感じないと分からない。

いや、もっと言えば、景色は二の次かも知れない。
昔から旅は人との出会いがあってこそ旅であると言う。ドイツ語もイタリア語もしゃべれない自分は言葉でのコミュニケーションはほとんど出来ないが、片言でもそれなりの交流は出来るものだ。
バスのドライバーとの会話、お店の店員さん、外国人ツーリスト、何気なくかわした少しの言葉。それぞれが思い出深いワンショットになった。
自由に会話できれば何十倍も楽しいだろう。

「山麓の人々は厳しい自然と共にどんな生活をしているのだろう?」という最初の疑問には8日間ではとても回答は引き出せなかった。

しかし、何となく雰囲気的には分かる気がする。環境や言葉や宗教が違がっても、基本的にはあまり我々と変わらないということだ。
淡々とした日常がこの地でもある。
その意味では、旅の成果は、今を大切に平凡と生きていくという事が大事かということの再発見かも知れない。

今回同行したツアーメンバー。日本人なのに何かの縁でたまたま一緒になった11名の8日間。いろいろお世話になった。

ツアコンダクターのSさん。
見るからに大変そうな仕事。しかも初めてのコースでは心労も多かったと思われる。
行先を間違えたこと。着いたら町はシエスタで閑散として2時間半をどう潰すかということ。車いすのメンバをエレベターなどしかるべき設備に誘導すること。11名の少人数だったことは若干幸いしたかもしれないが、そのご苦労は察して余りある。

旅も4日目くらいからは慣れてきてあっという間に一日が過ぎていく。
責任や決められた目的がある訳でもなく、各地の似たような風景を眺め、その風景に感激し、人とのコミュニケーションに心躍らせ、ある時はボーっとして、気が付けば昨日と同じ様な食事を食べている。

バックパッカーがいろいろな地域を回っている際に、ある場所から出られないことを「沈(チン)する」という。
その場所に10日も20日も滞在し、ずるずると似たような日々を過ごす。
その町から出ること自体が億劫になり、よく言えば現地に馴染んで行き、そこが日常になっていく。

しかし、悪く言えば、惰性。変化からの逃避だ。次に来る未知なるもの(次の訪問地)に不安になり、現状に甘んじて今の生活から抜け出せない。旅の目的であった「移動する(旅する)」という行動に移す気力が湧かない。
それが長い人は1年にも2年にも及ぶという。
それから脱するのは何か。あるキッカケだという。

人さまざまだが、自分の誕生日だったり、友人の死だったり、政変だったりする。
そういう、心動かす大きな事件が無いと脱せないという。

まあ、1週間ほどのしかも添乗員の後ろをくっついていくパックツアーではそんなことはないが、旅の後半になってくると、ちょっとそんなことを思わせる惰性的気持ちが横切る。

用意されているコースに用意されている食事。似たような風景だが、少しずつ変わる景色。なぜ自分は今ここにいて、目の前にある現実とも夢想ともつかない風景の不思議な距離感。
大げさに言えば楽しいには違いないが何か空虚なものも感じないわけでもない。
苦労の末の達成感。そんなものと少々かけ離れた何の不安もない満ち足りたパック旅行。

やがて日本に戻る。

確実に旅の記録は増えた。色々な経験もし、それは楽しい事には違いなかった。

でも、深刻に考えるのは止めよう。
旅は単純に楽しい。それ以上、何を望むというのか。
美しいものを見て、美味しいものを食べて、人々と幾ばくかの交流する、それ以外に何を期待するのか。高いお金を払ったのは、そこに行く価値を見つけたからではなかったのか。


家の畑は意外に元気だった。
帰る少し前から梅雨に入り、雨が続いたという。キュウリが少しお化けになって数本収穫できた。
ジャガイモや西瓜も順調に育っていた。
8日間では干からびた様子もなく、安心した。


結局、一番大事なのは、日々平凡な日常だな。
現役から離れて久しいが、朝起きて、食べて、畑に出て、家の仕事をこなし、少しの地域活動をし、その間、パソコンの情報をチェックし、コーヒーを淹れ、新聞を読む。
そんないつもの時間。
たまには旅行でも行くかと雑誌をくくる。

妻におせっかいを焼き、小言を言われ、且つ懲りない、いつもの生活。

なにかそんな生活が実は一番充実しているのではないかと、ぼんやりした頭で思ったのでありました。


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by yahhosaito | 2014-08-04 08:33 | 海外・クルーズ | Comments(0)

チロル・ドロミテ⑩ -ボルドイ峠・ボルツアーノとコルチナダンベッツオ-

■ボルドイ峠

ヨーロッパアルプスには有名な峠はたくさんあるがここも有名らしい。
ボルツアーノとコルチナダンベッツソを結んでいるのがコルチナ街道。
その中ほどにある標高2239mの峠。
カレツアッ湖を見て再びロープエウイで山の山頂に。
ドロミテの山群が見渡せる景勝地。

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ところで、このボルドイ峠、昔から自転車好きのイタリア人たちの「 狂気の!アルプス越え、山岳レース 」の メッカだったらしい。
結構な急坂をかなりのスピードでも登ってくる。すごい脚力。
さすが自転車王国だ。


■ボルツアーノとコルチナダンベッツオ
ボルツアーノはイタリア最北端の町でオーストリアまでは30kmほどの所にある。
20年ほど前にボルツアーノに近いオーストリアとの国境地帯のエッツ渓谷でアイスマンが発見され、注目を集めた。(2013.3、NHK-BSで「NHKスペシャル 完全解凍!アイスマン ~5000年前の男は語る~」にてテレビ放送された。)

フィギアスケートで有名なカロリーナ・コストナー選手はここの出身。

中々近代的な街で大きなスーパーマーケットやオフィス街もある。
今日のホテルはフォーポインツ シェラトンといって都会的な7階建てのホテル。
部屋も広く快適だった。
ホテルでは結婚式があったのか着飾ったイタリアお嬢さんが沢山いた。イタリア女性は一般にキュートでかわいい。

夕食まで30分ほどあるというので、2~3分ほど先にあるスーパーに買い出しに出かけることにした。
お土産や地域のものを買うにはこういう地元の人が通っている店が一番。
かなり大きいスーパーで何でもある。
珍しいワインやイタリア食材など、どれも買いたいものばかりだが日本まで運ぶには限度がある。また、生ハムやソーセージなど加工食品は原則日本に持ち込めない。
結局、15分ほどの間に、ワイン、パスタ、缶づめ、チョコレートなどを買い込んだ。
考えようによっては日本の紀伊国屋などでも買えそうだが、現地調達は思い入れが違う。(かも)

ところで、さすが自転車王国、道路には自転車レーンが整備されている。
広い国だから出来るのか、自転車王国からなのか、行政や住民の意識の差なのか・・・

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広さから言えば、イタリアは日本の面積80%位、人口は約50%だ。
山や谷の割合はイタリアだってかなり山国と思う。やる気の問題。
一方、コルチナダンベッツオは山の中の小さな町。
中心街も端から端まで10分と掛からない。

我々が着いたときは2時を少し回っており、シエスタに入ったところ。お店はほとんどが閉まっており、散策もイマイチとなった。遅い昼食は自由に探して食べるということで、坂の途中のレストランを見つけた。

ピザを頼んだが美味しかった。ピザはどこも美味しい。我が家のピザはパン生地が厚くもちもちだが、こちらのピザは生地が薄い。
でもさすがにチーズは美味しく大きさ30cmほどの大版ピザは完食。面白いのは日本では丸いローラーカッターのようなもので6等分くらいにして食べるが、こちらはナイフとフォークで切り分けて食べる。
日本は手掴みだが、ここはフォーク。少しまどろっこしく、最後は手で丸めて食べた。

ここで、冬季オリンピックがあったなんて少し信じられない。そのくらい小さな町だ。
6月初めはまだシーズンオフらしく、これがオンシーズンになったらごった返すのだろうか。

そろそろ、チロル・ドロミテも終わりに近い。


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by yahhosaito | 2014-08-04 08:29 | 海外・クルーズ | Comments(0)