2012年1月15日。
今日はアサカルの日。半年?ぶりのカルチャーに心ウキウキさせてNHKをつけると、いきなり飛び込んできたのがコスタコンコルディアの
座礁ニュース。
イヤー派手に転んだものだ。ほとんど横倒しになっている。
死者も3人と出ていた。まだ、行方不明者も40名とか。久々に聞く大型船の座礁。
コスタコンコルディアはCostaクルーズ社の看板クルーズ船で11万トン強。乗客も3000名以上。
世界を代表するクルーズ船だ。
最新の設備を備えているはずだが、よっぽどいい加減だったか、何かあったのか。
もっとも、冬の地中海は荒れるというからよっぽど時化ていたのかもしれない。
しかし、陸のすぐ近くだったなあ。そんなに風が強かったのか?
船に乗ると初日に救助ボートへのエクスサイズを行うが、実際に起こるとかなり大変だろうと思う。
訓練では船は水平状態だが、本番時、傾いた状態で避難ボートを下すのは傾いた側しか下せない場合が多いと思われる。すると、ボートで逃げられるのは1/2!?
よく見ると、右舷に13台の救命ボートが見える。乗組員も1000名ほどいるから4000名以上がこのボートに乗り込むことになる。過去に乗った船の救命ボートは一艘に200人も乗れないような気がしたぞ。
乗り込むときだって、デッキは傾いているから、状況によっては普通の状態で乗り込むわけにはいかない。老人や車いすの状態でボートに乗り移るにはかなりの困難が伴うはずだ。
とにかく早い時点で救命ボートを下し、乗り移らないと難しいことになる。
今回の様に岸が近い場合はまだいいが、岸まで100㎞もあったら大変だぞ。
しかも冬だったら寒いだろうなあ。夜だったらかなり最悪。ましてや、停電になったら恐怖感が増す。
一昨年、韓国からの帰り、関門海峡を7万トンの船で通過したが、海峡の幅は1㎞ほど。
あんな狭いところだって通過したのに、コンコルディアはどうなっているのだ。
クルーズブームに冷や水をかけたかもしれない。
もっとも飛行機だって電車だって車だって危ない。心配していてら何もできない。
5/7からの台湾行は大丈夫か!?