2016年7月23日。
昔の会社の仲間との楽しい飲み会、「怪談会」がある。
年に3回から4回。
もう10年、延べで30~40回続いた。
今回は、初の試みとして、宴席の前に知識を広げる「勉強会」をやろうということになり、県央の宮が瀬ダムに出掛けた。
なんでも、「放流」があるという。
宮が瀬ダムは横浜川崎方面への水の供給として工事が行われ、2000年に竣工している。
その昔は、付近一帯は宮ケ瀬渓谷といって、それは渓谷美の素晴らしいところだったが、生活のために自然が犠牲になった。
渓谷を彩る秋の紅葉の美しさがまぶたに焼き付いているが、まあ仕方ないことではある。
長らく工事をしていて、時がたてば、それも完成。貯水を開始してから満水なるまで、数年かかったような気がする。何せ、貯水量は2億トンだ。
芦ノ湖の水量と同じと案内の看板に出ていた。
インクラインに乗ってダムサイトの下に出て、ダムの放流を眺める。
毎秒数トンと言う水が100mほどの高さから落下し、しぶきを上げる。
もっとも、この日、霧雨が降っていたから傘は必須ではあった。
ダムサイトの下はあまり気持ちのいいものではない。
重力式と言うダムの構造は、コンクリートの重さと水の圧力をバランスさせ、せき止める構造らしいが、万一を想像すると早くここから逃げ出したくなる。
ダム決壊と言うことは100%無いと思うが、そうはいっても100%のハズが時々狂うことがある。
想定外と言う。
911であのWTCがずぶずぶずぶと大砂塵と共に崩れ落ちた映像を見ると、まてよ!と思ってしまう。
早々に、そこを引き上げ、宴席会場へ。
例によって、楽しい会話は延々4時間にもおよび、21時少し前にお開き。
次回が楽しみ。
ところで、
我が家の畑は、夏野菜真っ盛り。
毎日、キュウリ、ナス、トマト、オクラ、インゲンと採れまくり、スイカやカボチャもまずまずだ。
自給自足していると、生活費はほとんどいらないような錯覚に陥る。
毎月、妻との二人だけなら、食べるだけなら2万も掛からないだろう。
いや、5000円で生活しようと思ったら、出来るかもしれない!?
その判断の基準は「満足度」だ。
味噌も自前、しょうゆも手作り。
魚は釣ってこようか!?まあこれは難儀だな。
「一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ・・・」
と「雨ニモマケズ」に出ているが、そんな感じが少しわかるような気もする。
畑のトマトを手でもいでいたら、トマトの匂いが手に付いた。
懐かしい子供の頃の匂いがした。
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