2018年7月24日。
連日の猛暑だ。
昨日は熊谷で41.1度。2013年の四万十市で記録した41.0度を超えて、新記録になった。
中学生?の頃、日本の最高気温は山形市で40.8度だと習った。
寒いはずの山形で何故最高気温なのかと不思議に思ったものだ。
親父の田舎は山形なので、とても印象に残っている。
調べると1933年でこの記録は80年ほど破られなかった。
今日は2020年のオリンピックまであとちょうど2年という事で種々報道がされている。
2020年真夏のオリンピックは本当に大丈夫なのか!?
「炎天五輪 どう耐暑(対処)」
色々考えて対策しているようだ。
その一つに「赤外線を反射する耐熱性舗装」というのがあるらしい。
また、「水の気化熱で温度を下げる保水性舗装」もあるという。
すでに、2/3ほど施工済みとか。
これで、10度近く温度が下がるという。
我が家の灼熱対策それにしても、なぜ8月にやるのか!?
1964年の東京五輪は10月10日だった。体育の日だ。
10月か11月にやればこんな心配はなくなる。
ところがどっこい!
8月にやるのはどうも深い意味があるらしい。
早速ネットでググるとなるほどねえ‥と言う回答が出てきた。
どうもお金がらみなのだ。
曰く、8月中旬からは欧州各国で、サッカーのリーグ戦が始まる。
9月はアメリカでフットボールの試合が始まる。
メジャーリーグもポストシーズンがスタート、10月はアメリカ・メジャーリーグのワールドシリーズが始まる。
そんなこんなで、TV放映権やスポンサー料を考えると8月が一番稼げるという事らしい。
一方で、そうした理由をあまり報道しない。
暑さ対策は報道するが、なぜ8月なのかの解説は聞かないように思う。
マスコミもある種、一蓮托生なのか!?
まあ、ビジネスという事を考えれば、分からないでもないが、選手や観客は二の次か!という思いもある。
話は少々飛ぶが、報道に違和感を感じることが多い。
先般の桂林で体験した新幹線。
素晴らしいかった。
報道で知らされていた中国の新幹線は事故がひとたび起これば、「埋めてしまう。」
そして、読んだ読者はこう思う。「こりゃひどい。」
しかし、実際に行ってみると、少なくともそんな感じは全くしない。
素人が見る限り、新幹線システムはきちんと機能している。
なぜ、ことさらに「事故→埋め立て」を報道するのか。
その方が読者は分かり易いのか?インパクトがあるのか?
多いとは言わないが、似たような話が少なからずあるように思う。
2020年の時は建物や街路樹などの情報を盛り込んで、5m四方の気温や風向きを予測するという。
これはきっと良い。
街中を歩いていても、場所によってずいぶん暑さが違う。
風の通り道、木陰、水場などは明らかに涼しい。
一方、クーラーの排気ダクトや熱の溜まっているところ、空気がよどんでいるところは、灼熱だ。
多分、5~10度くらいの違いがあるのでは。
徒然草は言っている。
『家のつくりやうは、夏をむねとすべし。冬はいかなる所にも住まる。暑きころ、わろき住まひは堪へがたきことなり。深き水は涼しげなし。浅くて流れたる、はるかに涼し。細かなる物を見るに、遣戸は蔀の間よりも明かし。天井の高きは、冬寒く、灯暗し。造作は、用なき所をつくりたる、見るも面白く、よろづの用にも立ちてよしとぞ、人の定め合ひ侍りし。』
つまり、工夫によって少しは涼しくできるっていう事だね。